GBTメンテナンス

むし歯や歯周病を予防するための定期的なメンテナンスとして、より精度の高い治療をご提供させていただくために、新しく予防システムを導入いたしました。
※GBTを行うために、当院ではエアフロープロフィラキシスマスターを使用しています。

基本治療の一環として、また、治療終了後のメンテナンスにてこの機材による治療を受けていただけます。
痛みが少なく、体感する側としては気持ちよく歯周病やむし歯の原因であるバイオフィルムを除去することができます。

GBT（Guided Biofilm Therapy）とは、従来の歯面掃除(歯石除去)とは違った、バイオフィルム(むし歯の原因)を除去することが可能な新しい予防システムです。
バイオフィルムが可視化できるよう染出しすることで細かい部分まで除去することができます。

GBTでは、消毒剤や抗菌剤、研磨剤を使用せず、特殊な専用パウダーを使用し、機材で吹き付けてバイオフィルムの除去を行います。
バイオフィルムを優先的に除去し、吹き付ける際、歯ぐきや歯にダメージを与えないため、体にも優しく、痛みもほとんどありません。

矯正治療中の方、入れ歯をしている方、インプラントが入っている方など様々な治療ケースにも対応でき、妊婦さんやお子様(2歳以上)のむし歯予防にも効果的です。

GBTメンテナンスの流れ

洗口液でお口をゆすいでいただいてから、レントゲン撮影や口腔内診査、歯周病検査などによって、歯や歯ぐき、歯周組織の状態を診させていただきます。インプラント周囲の組織や矯正歯の周囲についても診査いたします

染出し液を使ってバイオフィルムを可視化できるようにします。

患者さまに応じたメンテナンス方法の提案を致します。併せてご自宅でのケアの方法もご説明致します。

エアフローハンドピースによって、歯ぐきより上の部分と4ﾐﾘまでの歯周ポケット内のバイオフィルムや早期の歯石、ステイン、色素沈着を除去していきます。

4ミリから9ミリまでの歯周ポケットやインプラント周囲溝からバイオフィルムを効果的に除去します。ポケットの深さがわかるよう目盛り付きのペリオフローノズルを使用します。

エアフローの使用後に、歯ぐきの上下にまだ残っている歯石をスマートピエゾンとPSチップを使用して除去します。歯肉縁上と縁下10ﾐﾘまでは低侵襲のピエゾンチップPS、10ﾐﾘ以上のポケットにはミニキュレット、縁下3 mm までのインプラント補綴周囲や修復物にはピエゾンチップPIを使用します。

バイオフィルムや歯石の取り残しがないか、むし歯の有無を確認します。最後に歯面にフッ素を塗って保護します。

患者さまごとの状態に応じてメンテナンスを計画し、次回の予約についてご相談いたします。